権力をにぎる
今日は仕事が終わった後、先輩後輩数人と一緒に餃子を食べに行った。
先輩お勧め(曰く、知り得る中で一番うまい)の餃子屋で、蒲田にあるんだけど、よくわからない市民会館の1階みたいなところに入ってるわりには大盛況の店だった。実際に餃子はとてもおいしく、かつ安かった。(5個で300円・・・1個60円て・・・)
それで、最初は餃子うまいっすね!とか、適当に先輩後輩の話を聞いたりして過ごしていたんだけれど、案の定と言うかいつも通り、1時間くらいが経過してきたところで飽きてきて、終盤はひたすら相槌打つだけのマシンになってた。まあ完全に予想通り。
この点に関してはいつも悩ましく思っていることだし、ある種の強烈なコンプレックスとして常にあるのだけれど、今日の本題はそれではなく。
帰りの電車で先輩と話していたところ、「権力を握る人の法則」という本を薦められた。この本は要するに、出世するために必要な政治力を説いている本らしい。それだけ聞くとかなり胡散臭いのだが、薦めて来たこの先輩が言うと説得力がある。
というのも、その先輩とはよく飲みに行く機会があるのだが、非常に頭が切れるし、周りに対する観察眼がとても鋭くて、優秀な人だなと思っていた。うちの会社ではだいたい7~12,13年目くらいでチーフというランクに昇格するのだが、チーフとそれ以下では待遇もだいぶ違うし、一度チーフに上がればその先もかなりスムーズに昇進できる。
で、その先輩は昨年、7年目(つまりほぼ最速)でチーフに昇格している。先輩曰く、「俺がチーフに上がるために必要だった政治力はこの本から学んだし、今でも参考にしてる。チーフになった俺が言うんだから説得力あるだろ?」とのこと。
そう言われると確かに、読んだ方がいいかなという気になってくる。一方で、「俺はこの本を読んで昇格した!」みたいな安っぽいことを言う先輩ではない、というイメージを持っていたので、少しがっかりしたりもしたけれども。
なんてことを考えながら帰る道すがら、そこまで言うなら読んでみるか・・・と思い、家に着くまでに早速ぽちってしまった。
読んだら感想を書いてみたいと思っている。